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故人をシノブ、過去をシノブ、人目をシノブ、此の世をシノブ、私をシノブ・・・つまり過去ログ。 当ブログはフリーズしています、いつか鳩を飛ばしたくなったら、 また再開するかもしれません。
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私が体験した話ではないが、近頃聞いたイマドキな気がする、
デジタル化(?)もここまできたか、という話。


帯状疱疹だった、と知り合いが言った。
医者に掛かっているそうだ。
通院まで回復したので、一安心ではある。
知り合いは五十代前半の男性だ。

アレは痛いらしいなぁ;
とにかく痛そうだが、私にとっても医者にとっても、他人事に違いない。
それを計り知ろうとした結果なのだろう。

先日その、男性が病院へ行き、診察を受けているときの話。


医者「まだ痛いですか?」
・触るでもなく顔を見るでもなく、机上のパソコンに向かって、患者に質問する。

男性「はぁ、痛い時もありますし、そうでもない時もあります」
・医者は復唱しつつパソコンへその旨を記述しながら「・・・」といった具合で更に、

医者「痛いときはどれくらい痛いですか?」
・今度は患者が黙る番だ。

男性「そうですねぇ・・・」
・医者はパソコンへ記述するための返答がないので、更に聞く。

医者「どれくらい、痛い、ですかねぇ・・?」
男性「どれくらいって言われてもですね・・・そうですね・・・たまにズキズキしますけれど」

医者「・・・」
男性「・・・・」

医者「一番痛いときと比べてどれくらいですか?」
男性「えっと・・・(汗」
医者「一番痛いときを10とすると、今どれくらいですかねぇ???」


パソコンをカタカタする手を止め患者を振り返りつつ聞いたそうだ。
男性はそのような聞き方に困惑しつつも、
「痛いときは7くらい、そうでもないときは5くらい・・・かな?」
その答えを、パソコンに向かって、医者は記述する。
「ふーむ7からときどき5・・・と・・・」カタカタカタ・・・


この話を聞いて、3通りの感情を伴う考えが私の頭に浮かんできた。

呆れたような気持ち。
激しく納得した気持ち。
時代の変化を憂える気持ち。


そうそう因みに、人間の考え方は色々だ。
百人いれば百人の考え方があるから、常識という言葉はあまり当てにならない。
私はそういう考えをベースに生きている。
さておき。

医者と患者は信頼関係が大事だと思うのだが・・・orz
この話を聞いていると、そんな関係が築かれるようにはとても思えない。

何でもカンでもパソコンに保存すればいいってモンじゃないでしょ~字かけなくなるぞ!
セーブデータはそりゃー大事だk(もういいって

それにしても近頃はどこへいってもPCPCなんだな・・・
しかも、なんだこの聞き方!?w
天気予報でもあるまいし?7時々5の痛み、場合によっては3の可能性もあるでしょう・・

いや、しかし、これは笑えるな~というか呆れた・・・。
昔の医者はこんな聞き方しなかった。(と思う)
レベルやパラメータという言葉が常用されるゲームの世界に似てないか?
アナログな痛さの測り方がもう出来ない時代なのか。
痛さの種類は聞かれたけれど、一番痛い時が10なら・・・なんて聞き方・・・orz
わかんねぇヨ!
一番いたい時って言われても・・・お、おぼえてないんじゃ・・・
いや、そのデジタル的な発想はアナログ時代の人間に通用するのか???
ってゆうか、てゆうか!
痛いんですってば!!!?

でも、だ。
なんだかとても、「分かりやすい」気がしませんか。
説明する方も、まぁ、説明しやすいような?
なるほどー、その手があったか。
患者にレベルで訊ねれば、医者があれこれ憶測しないで済むわけで。
考える患者の方もサクッと答えられれば、万事オーケー。

今度、病院へ行く事があったら、ぜひ言ってみよう。
「すいません今年花粉ヒドくて・・・もうすでに3もレベルダウンしちゃいました・・・
 せっかく冬の間にレベル75にしたのに・・・ゲホゲホ」

おっといけない。
レベルは10段階でヨロシク。99や75じゃ余計ややこしいゃ(゚д゚;)

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私の家の東西南北を少し。
東・墓地が70m近く続き、その向こうは住宅
西・一階建て住宅、しばらく住宅地
南・墓地が浅く、その向こうは生活道路、道路を挟んで公園
北・二階建て住宅、しばらく住宅地
簡単に図にすると以下のようになる。
■が自宅、三角が墓地、□が住宅│─が道路、彡は、畑である。

───空港通り────│──大村IC
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□□│彡彡彡彡彡│□国
□□□│彡彡彡彡彡│□道
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□□│彡彡彡彡彡│□│
□□■│△△△△□│□│
□△△│△△△△□│□│
───────────│
 公園

今、この畑に、緑の草がわさわさと茂っている。
この畑は、黒田五寸人参というにんじんだけを作る畑である。
土は、めずらしい美しい黒土で、目が細かくて乾くと大変埃っぽい。
長崎県、大村市の特産物で、とても香り高く色の濃い、美味しい人参。
土壌を整えるために、この時期、飼料を栽培し、鋤きこむわけだが、
これが実に目にしみる緑なのだ。

毎日自宅を出て、北側へと畑の横の赤道を歩く。
さわさわさわ、、、、と風が吹くと、明らかにアスファルトより2度は低い、
冷たい風が吹いてくる。土の匂いと、青草の匂い。
なにひとつ、自分が小さい頃から変わらない。

その畑主のじぃちゃんは、本当に畑が好きで、雨の日でも傘をさしつつ、
まいにち、まいにち畑を見回る人だった。
にこにこして、人参が穫れる時期には、商品にならない人参を近所に配り、
空き墓地の雑草を倒し、散歩に出ると同じ会話を繰り返す。
「ウチんとは13歳で死んだばってん、おたくん犬は何歳ね?」
「そん犬のフトかとん、何キロあっですか?」と。
その度に、二言三言会話して、会釈して分かれる。

そのじぃちゃんが最近、床に付していると聞いた。
もう、ずっと姿を見ていない。
娘夫婦が、代わりに畑を回っている。

近所では、常にあの畑を売ればねぇ、と噂するものが多い。
実際に、ハスウメーカーやなんや、下見に来ては話を持ちかけているようだ。
参考までに、ウチの■いっこだけで、200坪近いと思ってもらっていいだろう。
簡易地図でもわかるように、割と広大で、土地的には一等地である。
学校、スーパー、総合病院、空港、高速、なにもかもが近い。

売らないで、ほしいな、と切実に思う。
畑を耕す時は、ウンザリするくらい土埃になやまされたり、
肥料の臭いが、ひどかったりもするが、それでも、
そこは畑じゃないと、嫌だと思う。
幼い頃から変わらない、田園風景だから。
自衛隊が近くにあり、ヘリ基地、空港、と近いために、
あまり高い建物は建っていない。
畑の向こうには、農家代表、というような日本家屋、その向こうは多良連山である。
こんな風景がなくなるのは、やりきれない。
畑を守る、今の日本では本当に難しいのだ。
それでも、頑張って人参農家を続けて欲しい、と思う。

これから、人参の種がまかれ、小さい新芽が出る頃がまた良い。
目線を靴くらいに下げると、砂漠に小さな木がぽつぽつ生えているように見えるのだ。

今はまだ、緑の草が揺れる。
そして毎日、私はその横を散歩する。

そして同じ歌を思い出す。

おお、牧場はみどり 草の海風が吹くよ
おお、牧場はみどり よく茂ったものだ

雪がとけて川となって山を下り谷を走る
野を横切り畑うるおし呼びかけるよ私に

おお、聞け歌の声 若人らが歌うのか
おお、聞け歌の声 晴れた空の下

雪がとけて川となって山を下り谷を走る
野を横切り畑うるおし呼びかけるよ私に



いつまでも、変わらないものがあって、いいと思う。

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